ヘイトスピーチやハラスメントは複雑な領域で、現地の言語および文脈でのニュアンスを理解した上で、1 つ 1 つのケースを慎重に判断することが重要です。一貫性のあるポリシーの適用のため、YouTube の審査チームには言語および対象分野に関する専門知識を持つ人材が在籍しています。また、機械学習を導入して、悪意のあるコンテンツを積極的に検出して、審査担当者に知らせています。そういった取り組みの結果、これらのポリシーに違反する動画やチャンネルを四半期に何万件も削除しています。繰り返し違反するチャンネルについては、YouTube パートナープログラムの無効化(収益化の停止)、違反警告の発行(コンテンツの削除)、チャンネルの完全な停止など、さまざまな措置を講じています。
ポリシーの作成と更新に当たっては、クリエイター、対象分野の専門家、表現の自由に関する研究者、多様な政治的立場の組織などのさまざまな意見に耳を傾けるようにしています。ポリシーを策定した後、審査担当者チームがコンテンツの投稿者に関係なく、客観的なガイドラインに沿って一貫性を持って新しく作成したポリシーを適用できるように、十分な時間を費やし準備を行います。YouTube は、多種多様なクリエイターからなるコミュニティが健全で活発な意見交換を行う中で、自身の声を届けられるようなプラットフォームを構築しています。
YouTube は自由な表現のためのプラットフォームです。YouTube はヘイトスピーチを許可していませんが、明らかに教育、ドキュメンタリー、科学、芸術(EDSA)の目的で制作された動画については例外としています。これには、たとえば、ヘイトグループに関するドキュメンタリーが含まれます。ドキュメンタリーにヘイトスピーチが含まれる場合でも、コンテンツでドキュメンタリーの意図が明らかになっており、コンテンツがヘイトスピーチを助長するものでなく、記録されている内容やその理由を理解するのに十分な背景情報が視聴者に提供されている場合は、許可されることがあります。ただし、ヘイトスピーチが自由に認められるわけではなく、コンテンツがヘイトスピーチに関するポリシーに違反していると思われる場合は、審査のために YouTube チームに報告することができます。
ハラスメントやネットいじめに関するポリシーに違反する動画は削除されます。また、個々の動画はポリシーに違反していない場合でも、複数の動画やコメントで行為を繰り返すことでハラスメントが発生する場合があることも認識しています。ハラスメントやネットいじめに関するポリシーの違反を繰り返すチャンネルは、YouTube パートナー プログラムへの参加が停止され、YouTube での収益化が無効になります。このようなチャンネルは違反警告を受けたり(コンテンツの削除に至る可能性があります)、アカウントが停止されたりする場合もありま