群馬県前橋市にある「上野総社神社」へ取材に?ってきました。「ホームページの情報だけではよく分からない」「インターネット上の?コミや評判だけではよく分からない」という?は、ぜひ参考にしてください。
取材先の神社名:上野総社神社(こうずけそうじゃじんじゃ)
取材する方:権禰宜 和佐田 圭悟さん
当社は上野国総鎮守であり、上野国内(現在の群馬県)549社の神々を祀る総社です。総社神社を参拝することは、549社の神社をお参りしたのと同じご利益があります。
清和天皇の勅額に「正一位護国霊験惣社大明神」と書かれているように、霊験あらたかな神社であることは古来より伝えられ、今もなおそのご利益が広く伝えられています。
当社の由緒は、第10代崇神天皇の皇子、豊城入彦命が東国平定のため上野国にお下りになった際、国の平定に貢献された経津主命の武勇を敬慕され、武運長久を願って軍神として奉祀したのがはじまりとされています。
大化の改新後、律令政治のもと各国に国府が置かれ、国司が上野国内の神社を参拝されましたが、総社制度の施行によって、上野国十四郡に鎮座する549社を当社に勧請合祀されました。
549社すべてが書き写された「上野国神明帳」や、手水舎の移転作業中に発掘された「雲板」など、重要文化財に指定されている宝物(ほうもつ)を数多く所有しております。
当社の一番の見どころは、本殿になります。この本殿は安土桃山時代の極彩色を施し、「三間社流れ造り」という建築形式を用いた優美なフォルムが特徴的で、見応えがあります。県内では当社のように三間社の本殿を有する神社は珍しく、県重要文化財に指定されています。
今年(2021年)から手水舎を季節の花で彩る「花手水」をはじめました。こちらは崇敬者の方々にご協賛いただき、月替わりで四季折々の花を浮かべております。眺めていると心が和みます。お清めが終わりましたら、参拝記念に写真を撮られてみてはいかがでしょうか。