御筒粥置炭式
(一月十五日)
筒粥の神事
筒粥の神事は正月十五日の午前零時を期して行われる儀式の事を言います。米の粉七合・葦(あし)の幹で作った筒(長さ約四寸)二本を一対にした物を更に十二組用意しますそれを更に束にして二組これが春と秋を意味します。煮立ったお湯の中でしばらく煮立てた物を順次春秋と取り出してそれぞれ葦の幹を割り出し中の餅米の量でその年の豊凶を占う儀式です。
置き炭式「置き炭の儀式」
筒粥を煮ているときに同じ火で七寸(約二十一センチほどの白消しの木炭を十二本火の中に入れて真っ赤になるまで熾します。筒粥の鍋を火から下ろしたらその炭を更にうちわで扇ぎ、一番から十二番目までの木炭を順番に取り出して石畳に並べます。一呼吸放って置くと炭は熱が冷めて急速に黒い部分と赤い部分ができます。この黒くなった所が「雨」を表し、赤く残った部分が「晴れ」を表すのです全部で十二本有りますので締めて一年分の降水と照り具合が占いによって解るという儀式です。
筒粥の神事に使われる占い帳
追儺式(二月節分) 邪鬼を祓い追儺招福・厄除・開運の撒豆の行事。
祈年祭(二月二十日) 五穀豊穣を祈願いたします。
春季例祭
(三月十五日)
総社神社の例大祭の模様
総社神社の例大祭は毎年3月15日に執り行われます。今年も参道では骨董市が開かれ、神楽殿では奉納神楽が舞われ、そして境内では華やかにそして厳かに祭礼を飾っておりました。
大祓式(六月三十日) 半年の罪・穢れをお祓いし無病息災を祈る祭典で参拝者に人形を授与致します。
茅輪神事
(六月三十日) 参道中央の石鳥居に設けられた茅輪をくぐり、災難や疫病を免れる神事です。
秋季例祭
(十月九日) 以前は古儀が行われた。(御輿の渡輿・流鏑馬など)
七五三
(十月〜十一月中頃) 子供の成長と健康をお祈りします。
勤労感謝祭
(十一月二十三日) 春の祈年祭で五穀の豊穣と諸産業の発展を祈り一年の無事・安泰を神様に感謝するという祭典です。
御神迎式
(旧十一月一日) 神無月、出雲大社に集い旧暦のこの日神様が出雲大社より戻られる。
大祓式
(十二月三十一日) 一年間の罪・穢れを祓い、清々しく新しい年を迎える。