著作権管理団体とは何ですか?
著作権管理団体とは、著作権者に代わって著作物のライセンス供与と管理を行う組織です。
ソングライターや作曲者は著作権管理団体に加入し、自分たちの作品が使用されるとそれに対するロイヤリティ(著作権使用料)を回収します。著作権管理団体は、ラジオ、テレビ、公共の場、オンラインでの作品の演奏や配信を監視します。
著作権管理団体はどのように活動していますか?
通常、著作権管理団体は国や地域ごとに運営されており、他の国や地域の著作権管理団体と各種の契約を締結しています。これらの契約により、ある国や地域で回収したロイヤリティを、別の国や地域のソングライターや作曲者にどのように支払うかが決定されます。
例: ブラジルのソングライターの曲をロンドンのパブでカバーバンドが演奏した場合、ブラジルのソングライターにロイヤリティが支払われる可能性が生じます。ファンがカバーしてオンライン動画で共有した場合も、ブラジルのソングライターにロイヤリティが支払われる可能性が生じます。
著作権管理団体と YouTube クリエイターはどのような関係にありますか?
「音楽著作権管理団体」または「1 つ以上の音楽著作権管理団体」に管理されている著作権で保護されたコンテンツがご自身の動画に含まれている可能性があるという通知が届くことがあります。その場合は、YouTube の Content ID システムが、著作権管理団体によって権利の一部が主張されている楽曲を動画内で 1 つ以上検出したということです。
著作権管理団体からの通知は、YouTube Studio の [コンテンツ] タブ内の、アップロードした動画の横に表示されます。詳しくは、Content ID とその仕組みにについての記事をご覧ください。
YouTube クリエイター側はどのような対応をすればよいでしょうか?
著作権管理団体からの通知が、ご自分の動画に対する誤った申し立てであると思われる場合、まず次の点に注意して動画の音声を再確認してください。
- バックグラウンドで音楽が流れていませんか?
- 楽曲のカバー版を歌ったり演奏したりしている人はいないですか?
いずれかに該当する場合、ソングライターや作曲者にロイヤリティを支払う必要がある可能性が高いといえます。
動画に著作物が含まれていないと確信がある場合は、異議申し立てを行うことができます。
正当な理由なしに異議申し立てを行った場合、コンテンツ所有者が動画の削除依頼を行う可能性があります。動画に対して有効な削除通知が発行されると、そのアカウントは著作権侵害の警告を受けます。詳しくは、著作権侵害の警告をご覧ください。